日本で鰻が広く食されるようになったのは、徳川時代に京都で鰻の蒲焼きが開発されてからです。
万葉集にある大伴家持の「石麿呂にわれもの申す夏やせに、よしというものぞ武奈技(鰻)とりめせ」の歌にも表現されているように、鰻はすでに万葉の昔に食用に供され、その栄養価も認められていたようです。



* ウナギは海で産卵し、その後稚魚で河川に溯上して成鰻となり、やがて海に戻
   り産卵をします。

* 産卵場は遥か彼方の海洋。
   川を溯上し、成熟するまでに3年から8年のも長い歳月を経て成長します。
   産卵場へ向うのは9月から10月の下旬頃ですが、海に下り始めたウナギは絶
   食に入り、生殖活動を終えたウナギはその時点で寿命が終わると考えられい
   ています。しかし、生殖活動が抑えられたウナギは50年以上も生き続けると
   言われていま

* ウナギは約760万個の卵を産卵し、海流に乗って旅に出ます。
   1年後、沿岸に接近する頃にはシラスに成長していますが、最近ではシラスの
   数が激減しています。

一連の生育過程の中で、卵からシラスに成長させることが現在注目の的とな
  っていますが、テレビや新聞紙上でも取り上げられているように、ウナギの生
  態系は謎に包まれなかなか解明するには至っておりません。

  したがいまして養殖ウナギと一口に言われますが、海からウナギの子供(シラ
  スウナギ)を捕獲した上で、現在の養殖技術が活かされることになります。


* 問題は卵からシラスに成長するまでの完全養殖と言う事になりますが、水産
   庁の養殖研究所ではもう一歩までこぎつけているようです。


蒸しの技術とタレの開発!

その昔は筒切にし串を刺して焼いていたウナギでしたが、現在のように腹を割いてタレを付けて焼くようになったのは関西であったとされています。

江戸に伝わったのが(1711〜1715)頃のことです。
関東のウナギは関西に比べ流れのゆるやかな河川を下ってくるために、姿が大きい上に肉が堅く、脂肪が多い上に匂いも強かったようです。

江戸では当初関西と同じ調理法を用いていましたが、蒸しを入れることで更に美味しい蒲焼の誕生となりました。

タレも醤油に酒をあしらう程度だったものから、濃口醤油や味醂の普及に伴って旨みと風味が一段と増すことになりました。

 


栄養バランスに富むタンパク質食品

ウナギは、高タンパク質・高脂肪でカロリーの高い食品ですが、人の健康を保つ上で欠かせないビタミン類やミネラルをバランス良く、しかもたくさん含んでいます。

一日30品目と言われるように、なるべく多くの食品を食べることで栄養のバランスをとることが重要視されていますが、各種栄養素がまんべんなく含まれているウナギは健康食品といえます。

夏バテ予防の効果が昔から言われていますが、これは栄養学的にも十分に根拠のあるお話です

 


美容・老化防止・発ガン抑制・生殖機能強化!

ウナギにはビタミンEが豊富に含まれています。
ビタミンEは細胞の老化を防ぐ役割を持っていますので、老化を少しでも遅らせ、老いてもなお若々しく健康であり続けるためにはビタミンEはとても重要なのです。

更に、肌のツヤや美容効果も期待できる上に、男性の生殖機能を高めたり、未熟児を健全に発育させるなどの効果があります。

ウナギに豊富に含まれるビタミンAは、ガン細胞を増殖させる発ガン物質が外部から入り込もうとする時に、細胞膜を強化して発ガン物質の侵入を防ぎます。
また、ビタミンE・Cともに外部からの発ガン物質が、体内のガン遺伝子を目覚めさせるのを防ぐ働きがあります。

このように、ウナギに含まれる栄養素は発ガン抑制効果が大であると言えるのです。